ごろごろと鍋に転がるもの
この寒空に衣をはがれた
無花果の実
インドではアンジールと呼ばれてる
熟した実は
ナイフでとんがりを切って
そのまま引っ張るとするっと剥ける
暖房であたたまった部屋で
ぬくぬくとひとつひとつ皮を剥く作業も
なんだか冬らしくて
正月前の御節の支度をする母の姿を思い出す
鍋底が焦げ付かない程度に湿らせて
火をつけてとろ火でコトコト
無花果の果汁で
鍋が満たされる
ゆずの果汁と香り付けのピール
自然の甘みで
寒空に冷えた体も心も
暖まる
今日はちょっと番外編
甘いスープもなかなかいいものです
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